オープンソースERPを代表するプロジェクト「ERP5」のリーディングカンパニー、Nexedi SA(本社・フランス、リール)の子会社として、今月2日、日本法人・株式会社Nexedi(本社・東京都品川区)が設立されました。オープンソースERPベンダが日本国内に法人を創設するのは、これが初めてです。代表取締役 社長には、これまでNexedi SAの最高技術責任者(CTO)を務めてきた奥地 秀則(おくじ よしのり)が就任し、今後の日本における技術開発、および、ソリューション・ビジネスをリードします。
21世紀に入ってからオープンソースERPの開発が精力的に行われるようになりましたが、Nexediグループによって開発されたERP5は、いち早く100%オープンソースによるシステム構築を実現しました。高度な技術力に裏打ちされたNexediグループの提供するエンタープライズ・サービスは、中央銀行、航空宇宙産業、アパレル産業、自動車産業、官公庁等、数多くのミッションクリティカルな経営環境におけるITソリューションとして採用され、実稼動しています。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、北米、そして、南米と、世界中の地域で実績を持っており、日本のユーザにもすでに一年以上利用されています。
今回の日本法人設立は、高まるERP5のニーズに応えるもので、日本、および、近隣諸国への重要な営業拠点となります。株式会社Nexediは、日本におけるサポート業務を強化することを主要な目的としており、今後、日本を中心として、アジアやオセアニア諸国へERP5エンタープライズ・サービスを展開し、コンサルテーション、トレーニング、サポート等の商用サービスの提供を行います。
また、株式会社Nexediは、ビジネス上の拠点となるだけでなく、研究開発(R&D)の中心的役割を果たすことが計画されています。ERP5は、UBM(統合ビジネスモデル)を初めとして、いくつものイノベーションに支えられており、すでに銀行業のような大規模システムにも対応しています。しかし、Nexediグループはさらに一歩先を目指し、これまでのERPソフトウェアでは達成できなかった、より複雑で巨大なシステムに対応させるため、株式会社Nexediの研究開発事業に対して約20万ユーロを投資します。研究開発内容は日本の商習慣への適合にとどまらず、さらなる基盤技術の向上を目標とし、スタッフの技術力の高度化を推進します。